不動産市場でも「勝ち組」と「負け組」の差が

長く続いた厳しい経済環境のもとで、企業の経営努力により「勝ち組」と「負け組」がはっきりとしてきた。
不動産市場でも「勝ち組」と「負け組」の差が鮮明になっている。
国土交通省が発表した公示地価(2005年1月1日時点)によると、全国平均は14年連続で下落している。
対前年比の下落率は、住宅地が4.6%、商業地が5.6%、全用途で5.0%だった。
全国平均でみると、依然として地価の長期低落傾向に歯止めはかかっていない。
たとえば、秋田市のJR秋田駅前の商業地は、前年比24.8%も下落している。
下落率は2年連続全国最大で、なんと2年で地価が半値になってしまった。
一方、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の全用途平均は前年比0.8%上昇と、実に15年ぶりにプラスに転じた。
上昇率は住宅地で1.4%、商業地が0.5%だった。
都心住宅地の地価が値上がりしたのは17年ぶり、同じく商業地の上昇は14年ぶりのことだ。
「上昇」、「横ばい」地点は都心部だけでなく、ほぼ東京23区全域に広がっている。
23区ベースでみると、住宅地は0.3%、商業地は0.5%それぞれ下落しているが、統計上、下落率1%未満は「ほぼ横ばい」という意味なので、23区の地価はほぼ横ばい圏内に入ったということになる。

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